日本メックス株式会社
A Smart活用により業務効率化を実現し、より高い品質と顧客への付加価値提供への基盤作りへシフト
日本の通信を支えるNTTグループ各社ビルをはじめとした各種建物・設備 の「建物総合管理」と、リニューアルに特化した「建築設備工事」の両部門を持ち、建物の 安心・安全・快適を支え続けている日本メックス株式会社さま。
この度、A Smartをご導入いただいた経緯や、ご利用いただいている現場のお声を含めて、谷口さまと夛田さまにお話を伺いました。
-お話を伺った方-
日本メックス株式会社
東京本店 環境サービス部 第一環境サービス担当 副部長
谷口 幸弘 様(正面から右側)
東京本店 企画部 主任
夛田 範廣 様(正面から左側)
※ 本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容は、2024年11月公開当時のものです。
導入の決め手
- ・画像と正確なデータ取得を現地へ行かずとも行える
- ・データ取得だけではなく、帳票への転記も自動で行える
導入目的
- ・人手不足の中での、業務効率化
- ・遠隔サポートセンター/エリア巡回化という将来構想と合致した為
導入した結果
- ・85%の業務効率化
- ・検針業務、帳票記載の仕組み化
- ・より高い品質と顧客への付加価値提供への基盤作り
はじめに、お二人のお仕事を教えていただけますでしょうか。
谷口さん:弊社は、オフィスビルや商業施設、病院など様々な建物の維持管理と工事を行っている会社です。その中でも私の部署は物件の維持管理を行なっております。物件のほとんどが常駐維持管理を行っているのが特徴です。
夛田さん:私は、より現場の業務が良くなることを目的に、会社としても推進しているDXという観点において維持管理や工事に活用できる様々な施策の企画立案・事業計画運営をしております。
※常駐管理:1つのビルに担当が24時間常駐して、点検や修繕、顧客対応まで行う管理のこと。
A Smartはどういった経緯で検討されたのでしょうか。
谷口さん:元々これから少子高齢化になる中で、人手不足になる課題感がありました。そのなかで業務の効率化という観点から人がやらなくて良い仕事は色々なシステムを使って仕組みで解決していきたいという考えがありました。 その中で、アシオットが出展していた展示会へ足を運んだ際にA Smartを知りました。
夛田さん:企画としても現場と向き合う中で、検針業務は実際に現地に行かないと確認出来ないという点で、凄く不便を感じていました。実際に私が以前配属していた施設で巡回検針業務を行なっていたのですが、そこは場所も広く様々な場所にメーターが点在していたこともあり、業務を行うのに半日かかっていました。その業務がなくなることで、現場での故障対応等、本来注力すべき仕事に注力できるのではないかと考えました。
人手不足というのはどの企業様でも伺いますね。
谷口さん:そうですね。現場としては強く感じております。実際に一人前になるには経験値が5〜10年必要です。検針などの巡回することだけであればルートを覚えれば良いのですが、故障対応のスキルは、機械の扱い方をしり現場の状況を適切に理解し判断する必要がある為です。今までは、先輩が一緒についてまわって教えていくなどが出来たのですが、人が減っていくなかではより業務の効率化を図らないとこれらのスキルの伝承が行えないと課題を感じております。
なるほど、そうなんですね。その中でA Smart導入を決めた決め手はどのようなことだったのでしょうか。
谷口さん:検針業務自体はシンプル業務ですが、取得したデータが請求業務や機器の異常発見をするにあたりミスが許されない業務でもあります。ただ人が対応する限りヒューマンエラーは発生してしまう。特に大量にメーターが設置している施設だとその可能性は上がってしまいます。それがA Smartであれば画像と正確なデータ化がされるので見直しもしなくて良いのが大きかったですね。
夛田さん:また、実際の作業として目視で確認するだけでなく、台帳への転記も行っております。 こちらもA Smartであればデータを取得するだけでなく台帳への自動転記を行えることも決めての一つですね。
ありがとうございます!実際に導入をした効果はどうでしたか?
夛田さん:実際に先行導入した拠点では、85%の業務効率化が行えたというデータが出ました。A Smartを導入した効果に対して、準備を含め検針時間がなくなり、帳票も自動転記となり勤務交代時の引継ぎやお客様対応、故障対応へ時間を割けることで、より一層お客様への付加価値提供が行える体制になってきております。
A Smartを実際に導入した後に現場の反応は如何でしたのでしょうか。
夛田さん:良いですね。今回先行設置した拠点もメーターが草むらの中にあり、そこを現場の人間が草むらをかき分けて確認したり、交通量の多い道路の横断をして降雨時や夏の暑い時期に炎天下の中で外を回って確認していました。それが解消されたことで、時間にゆとりができ、他のことに注力できてかなり喜んでおります。また、データ取得だけではなく帳票転記まで行ってくれるので、誤記等もなくなりその後の事務処理も楽になったという話も聞いております。
ありがとうございます!これから、A Smartに対する期待することなどはございますか?
谷口さん:メーター検針だけでなく他の設備も監視出来るようなるといいですね。弊社としてもこれから今までのビル単位で常駐するという方法から、複数拠点を遠隔で管理するエリア巡回化構想を考えております。その中で、例えば何かのアラートや異常が確認された際にデータ取得を出来ると原因分析や対応手段を現地へ行かずに取得できるのでそういったことを、IoTという技術を活かしてこれからも色々と提案して欲しいです。