case

光星建物サービス株式会社

業種
規模
利用用途

A Smartの後付け遠隔検針で、検針工数を月16時間から1時間へ
   ─ “現場に行かない”検針体制を実現

オフィスや商業テナント、レジデンスを備えた約150棟の維持管理を手がける、総合ビルメンテナンス企業の光星建物サービス株式会社さま。清掃を中心に、消防点検、建物設備点検、貯水槽清掃等、建物に関わる維持管理全般を担われています。
同社では、管理物件の検針業務にA Smartを導入。対象となる11棟・約300口のメーターのうち、224台にA Smartを設置しました。その結果、11棟合計で月16時間かかっていた検針の拘束時間を、月1時間まで短縮。人手不足が深刻化するビルメンテナンス業界で”現場に行かない”検針体制を実現しています。
今回は、A Smart(エースマート)導入の背景や現場での効果、今後の展望について、代表取締役副社長の熊瀬川浩一様にお話を伺いました。

光星建物サービス株式会社_1 *注記:本記事に掲載している企業情報・所属およびインタビュー内容は、取材当時(2026年6月)のものです。

導入の背景
  • 導入目的 : 検針業務の効率化、人手不足への対応、”現場に行かない”検針体制の構築
  • 導入規模 : 11棟・約300口のメーターのうち、224台にA Smartを導入
  • 導入効果 : 11棟合計の検針拘束時間を、月16時間から月1時間へ短縮。一ヶ月あたり15時間の削減
  • 副次効果 : AIによる数値読取で、読取・入力ミスが実質ゼロに
  • 評価点  : 後付け式で工事不要。メーター交換型に比べ、導入コスト・期間を抑えられる
約150棟を管理する総合ビルメンテナンス会社
  • はじめに、事業内容と熊瀬川様の職務について教えてください

熊瀬川様 
光星建物サービスは、総合ビルメンテナンス会社として設立し、約8年が経ちました。清掃を中心に、消防点検や建物設備点検、貯水槽清掃など、ビルの維持管理全般を手がけています。管理物件は、オフィス・商業系がおよそ半分、残りがレジデンス系です。全体で約150棟ほどになります。
私は営業として入社し、お客様とのお取引を始め、物件をお預かりして管理する流れを担ってきました。現在は副社長という立場ですが、現場のクレーム対応なども含め、その7割ほどを私自身が対応しています。
建物管理では、事故や水漏れといったトラブルもつきものです。社内で対応したり、協力業者に依頼したりしながら、総合的に対応しています。

社内・元請け・PM ── 検針値を3社で確認する負担
  • A Smart導入前、検針業務にはどのような課題がありましたか

熊瀬川様
今回A Smartを導入した11棟では、電気と水道あわせて約300口のメーターがあります。そのうち224台にA Smartを設置しました。
導入前は、検針のたびに担当者が現地へ行き、メーターを撮影していました。その写真を事務担当が確認しながら、数字をExcelに入力する流れです。3名ほどで11棟を手分けし、毎月回っていました。ここでは、どの工程にもミスが起こり得ます。写真の見間違いによる読み取りミス、転記ミス、入力ミス、集計ミス等です。メーターの数字は請求に直結し、お金に関わります。そのため、社内でも2名体制でダブルチェックをしていました。
しかも、私たちの上には元請けのBM(ビルメンテナンス)会社があり、更にその上にPM会社がいます。同じ確認を3社で重ねるので、実質3倍の時間がかかっている状態でした。それでも月に1件ほどは、最終工程まで進んでから差し戻される、いわゆる”戻し”も起きていました。

狭所・高所・高圧設備 ── 現場ごとに異なる検針の難しさ
  • 現場ごと検針業務にかかる負荷も高かったと伺いました

熊瀬川様 : 
ものすごく狭い場所もあります。トイレの小さな扉を開けて、更に1メートルほど奥にメーターがあるような場所では、体を半分入れて撮影しなければなりません。高い位置にあれば脚立が必要です。夜間営業の飲食店が入るビルでは中が暗く、ライトを当てても反射してうまく撮れないこともあります。テナントさまの営業中・執務中にしか検針できないビルもあります。ご不在だと入れない、来客中だから待ってほしい、と時間調整に追われることもありました。
屋上の検針も大変です。多くのビルでは、屋上の露天に変電設備(キュービクル)があり、その中にメーターがあります。“高圧電気危険”と表示があるとおり、非常に高い電圧が流れています。万一、奥に物を落として手を入れれば、感電の危険があります。ショートすれば近隣のビルまで停電させ、多額の損害賠償につながりかねません。表面しか触らないよう、細心の注意を払って作業します。
しかも屋上は雨ざらしです。大雨でもその日に検針が必要なら、傘を差して扉を開けて行います。真夏なら気温が40度近くになり、汗が止まりません。熱中症のリスクもあり、今はファン付きの作業着を着なければ回れないほどです。こうした場所にも必ずメーターがあるので、避けて通れませんでした。
光星建物サービス株式会社_3

決め手は「現場に行かなくて済む」こと
  • A Smart導入の決め手は何でしたか

熊瀬川様
一番大きかったのは、検針のために現地へ行かなくて済むことです。これまでも事務作業を効率化するツールはありました。ただ、それらはあくまで事務処理の合理化で、現地を巡回する負担そのものは残ります。A Smartは、巡回そのものを減らせる点が大きく違いました。
更に、検針の証跡となる写真もリモートで取得・提供できます。数値だけでなく確認用の画像も残せるため、得意先への報告にも使いやすいと感じました。メーター交換型では、本体の費用も高いうえに工事が伴い、その人件費もかかります。それほど大型ではないビルでも、交換となれば1棟あたり1週間ほどかかるのではないでしょうか。その点、A Smartは既存メーターに後付けでき、工事不要で導入できます。コストも期間も抑えられることが決め手になりました。

月16時間かかっていた検針拘束時間が、月1時間に
  • 導入後、どのような効果がありましたか

熊瀬川様
正直に申し上げると、お客様からいただく金額と、目に見える形で出ていく直接の費用だけを比べると、それほど大きなコストダウンにはなっていません。効果が大きかったのは、その手前の部分です。
移動や調整、多重チェックといった”途中の作業”を集計してみました。すると、対象の11棟合計で月16時間ほどかかっていた拘束時間が、A Smart導入後は月1時間ほどになりました。月あたり約15時間の削減です。単に作業時間が短くなっただけではありません。その時間に人を拘束しなくてよくなったことが大きいです。現場では急なトラブル対応やお客様対応も発生します。検針のような定型業務を減らせると、限られた人員を、より重要な業務に充てやすくなります。

AI読み取りにより、読取・転記・入力ミスも実質ゼロに
  • 作業品質の面では、どのような変化がありましたか

熊瀬川様
写真を撮って、そこから数字に起こすルールまで、すべてA Smartで賄えています。そのため、読み取りミスや入力ミスは実質ゼロになりました。これは現場にとっても、管理側にとっても大きな安心材料です。検針画像の形式が統一されたことも、効果として大きいです。以前は担当者ごとに写真の撮り方が異なり、確認する側にとって見づらい場合もありました。
A Smart導入後は画像が揃い、確認作業の負担も軽くなったと、ある得意先からも言っていただきました。
光星建物サービス株式会社_2

元請けBM・上位PMの確認作業の軽減にも期待
  • 得意先や関係会社への影響はいかがですか

熊瀬川様
検針業務は、当社だけで完結するものではありません。元請けのBM会社や上位のPM会社など、複数の関係者が数値や画像を確認します。A Smartで数値と画像が整理された形で取得できるようになったので、当社内だけでなく、関係者側のチェック時間も短縮できるようになりました。
実際、印象的なケースがありました。当社が受託していた他の業務が、内製化によって解約された物件があったのです。ところが、検針業務についてはA Smartによる合理化が評価され、継続して受託できました。社内の作業を減らすだけでなく、お客様にとっても合理化のメリットがある。その点が、継続的なお取引にもつながっていると感じています。

人手不足の時代に、現場へ行く業務をどう減らすか
  • ビルメンテナンス業界において、今後こうした仕組みは広がると思いますか

熊瀬川様
人手不足の問題は本当に深刻です。求人サイトを見ても募集が非常に多く、毎日人手がかかってしまう日常清掃のような業務からは撤退するビルメン会社も出てきています。私たちの仕事は、ほとんどが人の手によるものです。いかに人を使わずに仕事を受けられるかが、いま業界で最も大きな課題です。少子化も含め、この課題は今後さらに広がっていくと思います。
だからこそ、IoTやAIで人がやらなくて済む仕組みをつくるソリューションは、大きく伸びると思います。”現地に行かなくても確認できる”、”人が判断すべきところに集中できる”仕組みが重要になります。A Smartは、毎月発生する検針業務に対して、その効果が非常にわかりやすいソリューションだと思います。

今後は設備巡回や監視カメラ連携にも期待
  • 今後、A Smartに期待されることはありますか

熊瀬川様
検針はメーターを見て回る仕事ですが、実は設備の巡回点検とセットで契約しているケースが多く、ほぼ同じ日に同じ担当者が回っています。巡回点検では、数字を読むのではなく、視覚・音・においなど、人の五感で異常を確認します。たとえば「変なにおいがする」といった違和感に気付く仕事です。
ここにA Smartの端末と連携するセンサーが付けば、巡回点検の一部も担えるのではないかと期待しています。
異常がないことを確認するための業務であれば、センサーでリスクを見られるようになることで、巡回にかける労力を減らせる可能性があります。また、多くのビルには監視カメラが設置されています。通信機能を活用して、その瞬間の画像と連携して送れるような機能があれば、更に”行かなくてよくなる”場面が増えると思います。

お客様側の検針業務にも広げていきたい
  • 最後に、A Smartの今後の普及への期待について教えてください

熊瀬川様
すでに普及に向けた動きがあります。
私たちが請け負っている業務でこれだけ合理化できたわけですが、お客様の側にも、まだ多くの検針業務があります。取引先の合理化も一緒にご提案していこうと、お仕事をいただいているPMやBMの方々にも検討いただくケースが増えてきました。A Smartによる遠隔検針は、当社の業務効率化だけでなく、お客様の業務改善にもつながる可能性があります。ここからさらに広がっていくのではないかと思います。

ASIOTより

熊瀬川様、有難うございました。

A Smartは、既存メーターに後付けできる検針無人化サービスです。検針業務の効率化、人的ミスの削減、現場負担の軽減を支援しています。
今回、光星建物サービスさまでは、11棟合計で月16時間かかっていた検針拘束時間を月1時間まで短縮し”現場に行かない”検針体制を実現されました。
今後も検針の遠隔化にとどまらず、設備巡回や監視カメラとの連携といった現場の”行かなくて済む”を更に広げられるよう、改善を続けてまいります。

この記事をシェアする

A Smart A Smart

Contact Us

A Smartをご検討される
企業様へ

まずは1台から、A Smartの検針無人化を
お試しください!
実際に効果をご実感いただいてから
ご導入いただけます。