1.2. システム構成

A Smartは、商業施設、オフィスビル、マンション、戸建住宅等に設置された電気・ガス・水道などの料金取引に利用される各種計量器の検針を自動的に行い、その検針結果を元に料金計算を行いWeb台帳の作成を行います。この一連の機械処理により検針業務の効率化を図ることを目的としています。

A Smartは以下の機器、サーバーで構成されます。

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AIoTカメラシステム構成

名称

概要

1

FALCONシリーズ製品
(製品型番:AT-201/AT-203/AT-204/AT-501/AT-502など) ※
● 既設の電気・ガス・水道・針式アナログのメーターに対し、安価に後付けできる数値読取用アタッチメントとなります。組込AIを使うことで、クラウドを使用せずにAIoTカメラ本体内で画像データから符号化し、読取った数値は「NB-IoT/Cat.M1/ZETA/WiSUN/LoRa」などのLPWA通信を利用してサーバーに送信します。
● AIoTカメラはカメラ、電源部、およびLPWA通信モジュールで構成されています。
● 操作ボタンにより手動検針等の操作を行います。
● 内蔵RTCで自動検針を行います。

2

計量器

● 既設の電力量計、ガスメータ、水道メータ、圧力計、流量計等があります。

3

LPWA中継器

● 低消費電力メッシュネットワークを実現します。電池で動作し、最大4ホップをサポートすることで、AP(基地局) のカバレッジを大幅に拡大します。
● 集中検針の場合、非セルラー系LPWA(ZETA/WiSUN)でマルチホップ通信が可能になります。

4

LPWA基地局
(ゲートウエイ)
● 非セルラー系LPWA通信プロトコルでエッジデバイスに接続し、標準のIP接続で非セルラー系LPWA通信サーバーに接続します。すべての接続は、双方向通信をサポートしています。

5

クラウドサーバー群

● IoT Platform:AIoTカメラ端末認証・管理、負荷分散、データフォーマット変換を行います。
● A Smartバックエンド:検針データ集計、管理、AIoTカメラ端末への制御等を行います。
● A Smartフロントエンド:検針データ可視化、Web台帳に自動記入、異常値の検出、アラート通知、データ分析サービスなどを行うことができます。

6

管理者用画面
閲覧者用画面
● A SmartのWeb管理・閲覧機能により、インターネットで接続されたパソコンで操作することができます。
● 管理者はリモート制御等の操作ができます。閲覧者は表示のみができます。

ヒント

● AT-201/AT-203/AT-204はFALCON 201製品群に属し、既設の電気・ガス・水道などのメーターに、簡単に後付け可能な、数値読み取り用アタッチメントAIoTカメラ。計測対象と1対1の関係です。
● AT-501/AT-502はFALCON 501製品群に属し、複数計器の読み取りが可能なアタッチメントAIoTカメラ。指示針式計器、フローメーター、LEDランプ等を同時に複数読み取ることが可能。計測対象と1対nの関係です。