3.1.3. AIoTカメラ本体設置¶
計測対象メータとのペアリングが完了したら、AIoTカメラ本体の設置、インターネットに接続、検針校正、手動検針を行います。以下、作業手順を説明します。
3.1.3.1. FALCON 201の取付治具・カメラ本体の設置¶
メータ読取り認識率を上げるため、複数種類の取付治具でいくつの固定方法を用意しています。計測対象メータ、環境状況に従って、取付治具を適用してください。ヒント
AIoTカメラ本体を設置する前に、必ず計測対象メータ表面の汚れを拭き取ってください。
- 電力量計の場合
- 計測対象メータにて取付治具を両面テープで貼り付け、上から取付治具内部のレールに沿ってAIoTカメラ本体を設置します。- AIoTカメラ本体の目視窓で設置位置を確認します。確認しにくい場合は STARTボタンを1回押して、「緑長点灯」の状態(待機状態という)にしてから、 STRATボタンを2秒以上長押しすれば、フラッシュが点灯します。この状態で正面の窓から撮影領域を覗き込むと、AIoTカメラ本体の位置調整が簡単になります。ヒント
取付治具を固定するため、専用の「固定用レバー」も使用することができます。
- デジタル電力計の場合
- 計測対象デジタルメータの取付ねじを外し、小形端子カバーの上に、AIoTカメラ用取付治具を設置し、取付ねじで留めます。- 水道メータの場合
- 保持枠を透明固定板の位置に合せて設置します。位置調整を行ったら、取付ねじで固定します。- ガスメータ、その他計器の場合
- 保持枠の固定。- アームで保持枠の固定。ヒント
AIoTカメラ本体と被写体(計測対象メータ)との間の距離は4cm以下にしてください。
ヒント
現場で作業することにあたって、下記取扱説明書を印刷したうえで、実施することを推奨いたします。
- 取付治具取り扱い説明書
取付治具取り扱い説明書のダウンロード。
FALCON 201取付治具取り扱い説明書
- 説明用ビデオ
Youtubeの取付治具使用方法説明ビデオ。
汎用固定具使用方法: https://www.youtube.com/embed/F_r-a7CnE-s
3.1.3.2. FALCON 201のの校正処理¶
● 位置校正処理:アナログメータのカウンター(数字)位置を正確的に識別するために、メータ画像データをクラウドにアップロードし、Webアプリケーションより手動で位置校正、選択することを指します。● 位置校正処理は取付治具、AIoTカメラ本体を固定した後に行ってください。
STARTボタンを一回押すと、待機状態に入ります
待機状態からSTARTボタンを1回連続押すと、校正処理が開始します
緑点滅から緑長点滅に移行したら、校正用画像が転送完了
Webブラウザで校正操作を行います
● Webアプリをログインして、「検針結果一覧画面」にて該当検測対象メータの欄で「校正」をクリックします。(事前に管理者登録が必要です)● 校正用画像転送が完了するまでWeb画面の操作をしないでください。● 校正用画像を受信できたら、「領域検出」をクリックします。● 必要な桁数を確認し、一桁ずつ手動で調整してください。● メータ初期検針値の設定メータ検針値を目視で確認したうえで、Webブラウザの画面上に入力してください。ヒント
● メータ初期検針値を入力しないと、校正作業を完了できないので、ご注意ください。● なお、ダミーデータの入力は避けてください。異常検知、料金計算に影響します。● 初期値は、初回校正処理にて1回のみ設定できます。注意
メータ初期検針値の桁数は上記で選定数字領域の桁数を一致させる必要があります。桁数を間違うと校正処理が実施できません。● 数字領域とメータ初期検針値を確認した上で、「OK」をクリックし、本体に対して校正処理を実施します。
3.1.3.3. FALCON 201の初期手動検針及び認識結果確認¶
ヒント
現場作業にあたり、下記取扱説明書を印刷したうえで、実施することを推奨いたします。
- かんたんセットアップガイド
かんたんセットアップガイドのダウンロード。
FALCON 201かんたんセットアップガイド
- 説明用ビデオ
Youtubeのセットアップ説明ビデオ。
かんたんセットアップ説明ビデオ: https://www.youtube.com/embed/LSjJ1GUCdz8